2011年6月29日水曜日

すごすぎる 101歳!!

通所リハビリにて、誕生会を行ないました。

今年の6月13日、無事101歳を迎えられた、鹿屋市在住の前原サイ様。
見た目からもとても若く、いつも笑顔を絶やさず、話す声も大きくて張りがあり、ビックリするほど元気なサイ様は、杖は使用されますがその杖の存在も忘れ、シャンシャン歩かれる姿には本当にビックリさせられます。
当所に於いて、6月16日の利用日に101歳を記念して、息子様も招待させて頂き、誕生会を開催しました。

前原サチ 017             いつも笑顔で、 元気に101歳を迎えた前原サイ様

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     息子さんと一緒にパチリ!             重田看護部長とハイ・チーズ!前原サチ 010前原サチ 002 

 

 


 





     命笘(めいとま)師長より、サイ様の紹介    101歳の誕生日 お祝いメッセージ前原サチ 024   前原サチ 013 
 





 


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           ボランティアの方々の余興 (いつも、有難うございます)

    ボランティアの方々に、華麗なる唄や踊りを披露して頂き、サイ様も大喜び!
    最後にスタッフ達の自己流?の踊りで、大爆笑の内に誕生会は閉幕しました。

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     スタッフの自己流?踊り!     迷?司会者 ぼっさぁ平原のトークに大爆笑!

私達スタッフにとって、サイ様の元気なお姿はものすごく励みになり、他の利用者様も「サイさんにあやかりたい」と、いつも言われます。
元気なサイ様。まさに、すごすぎる101歳です。                                  通所リハビリ 馬場 稔

2011年6月24日金曜日

大隅鹿屋病院 訪問看護事業所ブログ ②

「大隅鹿屋病院 訪問看護事業所」を、知ってもらうために~

●訪問看護とは(?_?)
看護師などがお住まいを訪問し、療養生活を送っている方の看護を行うサービスです。本人や家族の意思、ライフスタイルを尊重して、QOL(生活の質)が向上できるよう予防的支援から看取りまで支えます。
  本人のみならず、家族の健康状態もチェックし、1人ひとりの健康課題を早期に見出し、医師と連携して病気の発症や重症化を防止します。医師や薬剤師、理学療養士、ケアマネジャーなどの多職種とも連携し、また、状況に応じて他の在宅サービスも取り入れていきます。

●今月は、2つのことをお伝えしたいと思います。
  1つ目は利用者さんとともに暮らすペットに注目してみました。

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名前は・裕次郎君
です。24年前、俳優石原裕次郎が亡くなるときに大阪から利用者さんの妹さんと一緒に帰鹿しています。名前は石原裕次郎からもらい、裕次郎と名前が付きました。来たときは、赤ちゃんで、ミルクを与えていらしたそうです。羽根もあり、クリーム色のオームだったそうですが、一緒に住むようになって5年目から、自分で羽根を抜いてしまったそうです。今では数本クリーム色の羽根が残っているだけです。ストレスなんでしょうか(?_?) 主食はひまわりの種ですが、時々、利用者さんと一緒にコーヒーも飲みます。羽根がないので寒い冬は、電気毛布を籠の中に入れてもらいます。室内だけの生活です。利用者さんの肩に乗ったり、部屋のあちこちを散歩もします。トイレは籠の中のトイレにしているそうです。えらいですよね! 利用者さんにとって家族の1人であり子供みたいな感じだと言われていました。

ペットと暮らすことは、心や体を病んでいる人、病気と言えないまでもその予防を考える人たちにとってペットなどの動物と過ごす時間はとても有意義であることがわかってきました。

「動物によるセラピー」、言い換えれば「アニマルセラピー」には医師など専門家が、動物を介在して治療にあたる動物介在療法と、単に動物と触れ合う動物介在活動があります。動物好きの人にとっては、専門家がいようといなかろうと「動物による癒し」効果があることは紛れもない事実です。出かけるとき見送り、帰宅したとき出迎えるペットの姿は、反抗期の子供たちよりよほどかわいい本当に家族の一員ですよね。訪問先でこのようなペットに出会えると心が癒されます。 P1010002

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この時期
、各家庭に訪問すると、紫陽花がいたる所に咲いています。雨露に濡れた紫陽花は、花色が微妙に変化し艶やかさをはなっています。

2つ目は、私が受け持った心に残る事例を紹介します。
Bさん:胆嚢癌のターミナルの方でした。1人暮らしで、体調が悪い時は、次女宅に行かれていました。1回目の担当者会議では、病気が悪くなったら、すぐ病院と連絡が取れ、入院もできるからという理由で、訪問看護が導入されました。家族も自営業をされていて多忙のため、常時介護ができない状態でした。そのため、デイサービス併設の宅老を利用し、自宅以外でも過ごせるよう生活の環境を整えました。嘔吐が続き入院もされましたが、退院後は、また宅老に帰り、訪問看護は1日2回点滴の確認や保清で入っていました。病状が進みADLの低下があり2回目の担当者会議が行われました。ご家族はこれから起こる病状の変化に不安はありましたが「看取りは自宅でしたい」と希望がありました。宅老に入所していましたが、徐々に歩行ができなくなって、ほかの利用者さんとの交流もなくなり自分の部屋だけの生活になっていきました。それでもご家族は、私服だったらいつで他の利用者さんの輪の中に入っていけるかなとの思いがあり、パジャマの準備はされていませんでした。まだまだ、元気でいてほしいという家族の思いが伝わってきました。いよいよおむつが必要になりパジャマに着替えることをお話しし、着替えのお手伝いをしているときに「家に帰ろうね」と思わず声をかけてしまいました。ご家族も同じ想いだったようで「お母さん、家に帰ろう」と言われ、その夜、連れて帰られました。自宅に帰えられ、病状は悪いながらも、安定していました。死期が近づくに連れ、ご家族の不安は大きくなるばかりで入院を希望されました。本人さんの「家にいたい」という想いを大切にしなくて、いつか後悔しないなどを確認したところ、ご家族は自宅での看取りを決意されたのかケアマネに相談し、家族の不在時は、ヘルパーを導入して自宅で看取りができた事例でした。これまで病棟経験の長かった私は病院で亡くなることがよいことと思っていました。しかしこの事例を通し最後はどこで生きるか、誰と過ごすことがよいのかを本人の想い、家族の想い、他職種との連携などターミナルで大事なことは何かを学ぶことができた事例でした。

2011年6月10日金曜日

入職して2年次のナース達 ①


入職して1年が過ぎたナース達を、このブログにて時折紹介していきます。
不安と期待の中で、奮闘しながら頑張っている様子をご覧下さい。

大隅鹿屋病院                         川野梢
ICU(集中治療室)勤務
         川野 梢 
                                  (かわの こづえ)

 

 

 




   入職して、あっという間に1年が経ちました。
3年間働いた病院を離職、地元の大隅鹿屋病院へ入職し以前から興味のあったICU(集中治療室)に配属になりました。
初めは期待と不安でいっぱいでしたが、私の不安が消え去るくらい医師・看護師・コメディカルの方々が、仲良くチームワークで病棟を支えてる姿を見て、この病院に入職出来て良かったなぁと思いました。
 又、4月の花見や忘年会などの行事にも全員で取り組み、とても活気のある病院だと思います。今は、日々の業務の中でも先輩方に根拠に基づいた看護や、患者家族へのメンタルケアを学んでいます。
大変な事もありますが、先輩方のあたたかいご指導により毎日充実しています。

 川野梢2ICU
    毎日、笑顔で元気に頑張っています♡ ♥     やさしく、頼りがいのある先輩方です。

2011年6月8日水曜日

3日間の職場体験学習 (中学生編)

鹿屋市内の中学生を、職場体験学習(3日間)として下記日程で行いました。
oa中学校 5月24日~5月26日 女子6名
ka中学校  5月31日~6月2日  女子4名
ku中学校  6月1日  ~6月3日     男子1名

重田看護部長の病院・注意事項の説明から始まり、事務から病院の各職種の説明を受けて、現場(看護師さんの子供を預かる保育所も含む)での体験学習に入りました。

3日間で、ほぼ全職種を体験するスケジュールでしたので、学生さんも分刻みで忙しく動かれていました。職場体験学習後に感想文を書いて頂きましたので、写真と併せて一部抜粋して紹介致します。

      手術室では、ガウン、手袋の装着方法を勉強し、手術道具の見学をしました。
      色々な形の手術道具がたくさんあって、びっくりしました。

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感想文(一部抜粋)
Aさん 
私は、将来看護師になりたくてこの職場を選び、そして将来が安定しているからという理由だけで、看護師になりたいと思っていました。
しかし看護師になるためには、その理由だけでは看護師になるのは難しいと気づかされました。
今回の職場体験で、看護師は患者様と接したりするだけではなく、医者を支えたりする事も知りました。そのためには、知識や体力がないとダメだと知り、また患者様と接しているときは心と耳で聴く「傾聴」が大切だと知りました。将来は、大隅鹿屋病院に勤めている看護師さんのように、知識も体力もある看護師になりたいと思いました。

Bさん
私は、両親が病院関係で働いていて自分も働きたいと思い、この職場を選びました。
3日間体験してみて、ただ「なりたい」と思って病院関係の職につけるような仕事ではないという事が解りました。患者様の命を預かってこそ、その大切さについて知ることの出来る仕事だと、今まで以上に実感させられました。勤務中のお忙しい中、色々な情報を教えて頂き、病院の職にもっと興味をもちました。将来は「フライトナース」という職につくための勉強をして、職場体験で学んだ命の大切さを忘れずに働きたいと思いました。

Cさん
一番楽しかったのは、保育所です。子供達がボールやぬいぐるみで遊んでくれたので、すごく嬉しかったです。臨床検査室では、実際に細菌を見たり、白血球と核を見たりして良かったです。
臨床検査技師ってかっこいいな・・と思いました。ドクターカーの見学、AEDの必要性も勉強出来ました。通所リハでは、高齢者の方々と体操したり、ホールインワンゲームをして楽しかったです。
看護体験やOpe室見学ではすごく貴重な体験が出来、看護師になった気分になりました。
将来は看護師になって、患者さんを助けたり勇気づけたりして働いていきたいです。

Dさん
私は、看護師の仕事に興味があり、将来に活かすためにこの職場を選びました。
実際に体験してみて、自分が思っていた以上に大変な仕事なのだという事に気づかされました。
又、病院の中の仕事はたくさんの職種があるという事を、初めて知りました。
MSW(ソーシャルワーカー)やSE(システムエンジニア)、診療情報管理などという職種は今まで知らなかったので、今回の体験学習で知る事が出来て良かったと思います。

 保育所では職員の子供さんと一緒に、ボールやぬいぐるみで遊びました。
 とても楽しかったです。
IMG_0425IMG_0416IMG_0415  Eさん
私は、看護師さんたちがどんな事をするのか興味があり、大隅鹿屋病院を選びました。
看護師さんが患者さんのお世話をする時の話を聞いて、ただ、やさしく接するだけではだめだというう事を学びました。私は、まず人にやさしくする事が出来ていないので、人にやさしく接してみようと思いました。私の夢は看護師ではなく、ピアノ関係の仕事につく事ですが、人と触れ合う仕事という面では共通点があるので、この3日間で学んだことを活かしていきたいと思います。

Fさん
私は、「人の笑顔が見たい」とか「人の命を助けたい」という、とても強い気持ちがあったのでこの職場を選びました。実際に色々な事について説明を受けたり体験をしてみて、とても難しいことばかりだなと思いました。体験中には、職員の方々からさりげない励ましの言葉をかけて頂きとても心強く感じ、楽しく体験を終える事が出来ました。将来は皆様方のようにいつも笑顔で、誰にでも優しく、時には厳しい、そして人に感謝されるような看護師になりたいと思います。

Gさん
私は、病院の仕事に少しだけ興味があったので、大隅鹿屋病院の職場を選びました。
色々な事を学んだり体験していく中で、病院はどこか1つでもかけたら「ダメ」なんだという事を初めて知りました。通所リハビリも体験し、介護の仕事も見ていてかなり大変そうだなと思いました。
又、Ope室見学もあり最初はとても怖いイメージしかありませんでしたが、優しく丁寧に教えて頂いたのでいいイメージに変わっていきました。

Hさん
私が一番印象に残っているのは、病院各種の説明、Ope室の見学、ドクターカー見学、AEDの必要性の説明と看護体験です。Ope室では実際のOpe着を装着したり、手術で使う道具もきれいに分けて使いやすいようにしてありました。ドクターカーもすごくかっこ良かったし、AEDも実際に使ってみましたが、思ったより簡単に出来ました。私は、将来の夢が看護師になる事なので、包帯巻きや血圧測定体験はいい経験になりました。

Iさん
Ope室見学では実際の医療服を着て、検査室では本物の輸血をさわったり医事課や診療情報管理でカルテを探したり、通所リハでお年寄りとふれあいました。
ドクターカーの見学等、普通では見られない所まで見させて頂き、看護師さんや研修医の先生ともお話が出来ました。おかげで、将来の事を考える選択肢が広がり、大隅鹿屋病院の職場体験にこれて、本当に良かったと思います。

Jさん
3日間の職場体験を通して一番心に残った事は、保育体験で私にとって初めての体験でした。
色々な子供がいて最初はとまどいましたが、少しずつ慣れてボールを使って遊びました。
パソコンを使って自分のネームプレートを作ったり、医師、看護師、薬剤師以外にも知らない職種が一杯ありました。私は、料理も好きなので栄養士の方の話を聞いたとき、栄養士の仕事も少しいいなと思いました。後は、看護体験の包帯巻きで手こずり、血圧測定も難しかったけどOpe室見学での手術道具見学は、びっくりしました。この職場体験を通して、よりいっそう看護師になりたいという気持ちが高まりました。

Kさん
最初は不安と緊張がありましたが、職員の方が解りやすくプリントやパソコン等を使って教えて下さいました。臨床検査室では血液や輸血の事を教えて頂きました。私はMSW(ソーシャルワーカー)が解りませんでしたが、実際にMSWさんとお話をして詳しく教えて頂きました。
Ope室に入った時には緊張しましたが、たくさんの道具と、たくさんの人がいて「すごいな」って思いました。将来の役に立つ貴重な時間を、有難うございました。

       
       今回の職場体験学習が、皆さんの将来の夢実現につながる参考になれば幸いです。