2011年8月18日木曜日

大隅鹿屋病院 訪問看護事業所ブログ③


入職3ケ月を向かえた私の思い

早いもので就職して3ケ月が経とうとしています。
看護師になって16年になりますが、今まで訪問看護の経験がなく不安な気持ちの入職でした。
就職前は、老人保健施設で働いていたので介護保険の知識はありましたが、全く未知の世界でした。就職当初は利用者様の事、業務の事を覚えるのに必死でした。
登録件数は100名と多いので混乱していましたが、今はようやく少しばかりですが慣れて一人で訪問させて頂いています。
その中で、日々振り返り感じた事を少しお話させて下さい。

  
訪問看護の道中、内之浦町(岸良)で川のせせらぎがあまりにも綺麗でしたので、 思わず写真に収めて見ました。(宮崎 駿監督のアニメに出てきそうな風景です。)
大隅鹿屋病院より、約35キロ離れた場所にあります。
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私の所属する訪問看護事業所は、徳洲会病院グループ中で全国1位の業績をあげています。
訪問看護
認定看護師の師長のもと、他7名のスタッフと毎日力を合わせ、利用者様のご自宅を元気に訪問しています。
スタッフは元気なナース、天然のナースと個性派ぞろいの中、忙しい部署ですが笑いもあり楽しく仕事をしています。
その中で訪問看護師の役割を、少しばかりですが考えてみました。
1番大切だと感じたのは、訪問看護師として責任を持つと言う事です。
利用者様一人一人が住み慣れた家で、QOLを維持・向上し生活していくには、私達看護師のアセスメントや調整の対応で大きく左右されると思いました。
アセスメントを個々の指導、看護、介護に繋げていく事が役割と考えました。
身体的だけでなく精神面、生活状況、介護者の問題、その人を取り巻く様々な問題を見極め、広い視点でアセスメントすると、何が問題で必要なのか見えてきて、個々に沿ったケア看護の提供に結びつくと思いました。
私もまだまだですが・・・・・・・日々、少しずつ前進しています。
時には、利用者に笑顔のプレゼントを頂き頑張っています。
訪問すると、言葉を交わさなくても顔を見ただけでホッとしてもらえる・目が合っただけで微笑んでもらえる様な、信頼してもらえる訪問看護師になりたいです。

目指せ安心して信頼できる訪問看護師です。
clip_image002[6]実はこの写真の人物は、私の母です。
見た目は結構歳に見えますが・・・・
昔はスポーツマンで、美容材料社長をしてバリバリのキャリアウーマンだったんですよ。今では体も弱く入院、退院を繰り返しています。
冬場になれば喘息が悪化し、呼吸状態が悪くなり重責発作で人工呼吸器に数回繋がれ、危険な状態に陥った事もあります。
ですが・・・お陰さまで今は在宅で生活しています。

CMやヘルパーさんに助けられ、当院の訪問看護を導入し支えて頂いています。
訪問看護には、いつも厳しく、優しく両面からの指導をして頂き、私の母は今があるのだと思います。大隅鹿屋病院訪問看護ナースの皆様へ感謝しています。
多分・・・根気強くしつこい指導がいると思いますが、これからも宜しくお願い致します。
                                      入職3ケ月を向かえた娘より