大隅鹿屋病院
5階東(内科)病棟
師長 永山 アキ
先日、5階東病棟では第2回デスカンファレンスを行いました。
デスカンファレンスをする事になった経緯は、医師や看護師がめまぐるしい忙しさの中で、いろんな患者さんと出逢い、そして別れがあり、それが避けられない別れであったとしても自分達の医療について振り返りをしたいという思いがいつしか強くなったからでした。
第1回目を行ったときに、必然的にこれは毎月でもやろうとの想いが生まれました。
私たちが定義するデスカンファレンスというのは、『亡くなられた患者様に行われた医療の振り返り、そして今後の未来につなぐための勉強会の場』です。
(写真をクリックすると、拡大します。)
デスカンファレンス前のリラックスしたムード! 知久慎一郎先生の症例提示がスタートすると
今年、5階東病棟に入職した男性看護師です。 同時に全員、真剣なまなざしに変わります。 頑張れ!!ナースマン1号・2号♥♥♥ 画像をスライドで見ながら、勉強しました。
8名から成る内科Drのチームと、5階東病棟スタッフが一斉に集結して話合いを行います。
司会は田村 幸大副院長が務めてくださいました。
今回は、知久 慎一郎先生が症例提示をしてくださいました。
患者さんの概要から治療内容まで、検査データや画像をふんだんに取り入れてあり、普段画像などゆっくり見ることも出来ないナースたちは、流れるようなスライドを見逃さないように、みんな真剣に見つめています。
もちろん先生方もですが…。
この事例では気管切開とカニューレについてもレクチャーがありました。
普段何気なく使用している医療器具ですが、こうやって丁寧にレクチャーされると、改めて、その重要性を再認識させられます。
質疑応答の時間です。 いよいよ終わりに近づいてきました。
医師と看護師が、お互いの認識にズレが生じな 今回は、お互いの思いを2人で1つのペアに
いように確認していきます。 なり、熱く語り合いました。
症例提示のあとは質疑応答を行い、未来につなぐために、私たちがすべき事はなにか?
患者の権利の視点を中心に、今回は初めて、看護者の倫理綱領を使用してみました。
看護者の責務について看護師の倫理綱領を用いて,それぞれの思いをまとめていきます。
看護者の倫理綱領とはこういうものです。
日本看護協会「看護者の倫理綱領」ホームページを是非、下記アドレスからご覧下さい。
http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/rinri/rinri.html
話はつきませんが、「これからの未来へつなぐために」
より良い医療を目指して、 私たちは頑張っていきます。
医療者として看護者として、明日への使命を再認識し、又一人の人間として
新たな気持ちで明日からの看護、医療に取り組む決意をしました。
つづく・・・
追記
頑張れ!ナースマン!!
その昔、ナースマン(男性看護師)といえば、精神科専門だと考えられていた時代がありました。
そこで必要とされていたのは、「体力」や「腕力」でした。
また、以前は「看護婦」という呼び名が一般的だったため、男性看護師は肩身の狭い思いもし ていました。ところが、時代は変わりました。
男性看護師はどんどん数を増やし、徳洲会グループの常勤看護師だけを見ても6,562人中573人(約8,7%非常勤及び准看護師を除く)を占めるほどになりました。
この比率は全国平均を大きく上回り、当院でも各部署(手術室・透析室の師長はナースマン)で多くのナースマンが患者様と真摯に向き合い、元気に働いています。
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