2014年9月10日水曜日

訪問看護ステーション「花みずき」ブログ30

                                               
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   本人写真

     


     訪問看護ステーション花みずき
               訪問看護師
                           野間川内 有紀

                  小さなキセキ
                世の中には必ず親切な人がいます。


私がこの間、しでかした失敗談から感じたことを、今回はブログに載せてみようかと思います。

毎年(数件ですが)お世話になっている家族・親族に、お歳暮やお中元を届けています。
旦那さんと一緒に、送る品物を毎回選びに行き、送る家族・親族の事を話しながら子供も大きくなったよね」「この前○○を送って喜ばれたからコレはどうかな?など、送る先の家族構成などを思い描きながら、お互いの家族・親族の近況も把握することもでき、旦那さんとの良いコミュニケーションの機会にもなり、夫婦の大切な時間だったりします。

今年も7月末、旦那さんと休みが一緒になったので、お中元を選びにお店に出かけました。
買い物前に銀行により、ATMで2万円を下ろしました。お中元を贈る 家の住所を書いていた紙に、私はその2万円を挟んで車に乗り込みました。

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お店に着き、あれやこれやと話をしながら旦那さんとお中元を選び終え、いざ会計へ… 『あっ、車の中に住所書いた紙を忘れた!』慌てて車に戻り、住所が書いた紙を握って走って店内へ(そろそろ話しのオチをお気づきの方もいるかも知れませんが)住所の紙を確認しながら、配達してもらう住所を書いて、お支払い… あっ!ない!2万円!?とりあえず、その場は手持ちの財布から支払いを済ませ、車に戻り、2万が車の中に落ちてないか確認。
車の外、駐車場確認しましたが、ありませんでした。
その日は風も強く、走って店内に戻った私の行動を振り返ると、駐車場に落とした可能性が高いのだろうなと思いました。お店の人に2万円の落し物がなかったか確認しましたが「そのような落し物の情報はないです。
警察署に行かれてみては」と言われました。お財布を落としたのとは違い、はだかの1万円札を2枚、名前を書いているわけでもなく、持ち主を特定することは困難です。私は、あきらめていました。でも、簡単にあきらめるわけにはいきません。隣には旦那さんがいます。
そして旦那さんが言います俺だったら拾ったら届けるよその言葉に私はとりあえず、ダメもとで警察署へ行きました。事情を話すと、警察官の方の表情はそして、警察署にはないが、交番に届いていると言うのです。交番に行くと、おまわりさんが1枚(1万円)は私が拾いました、ちょうど その車の下でしたと言われました。お店の駐車場で事故があったそうで、その時に拾ってくださったそうです。そして、もう1枚(1万円)は別の方が交番に届けてくださったそうです。
場所や時間帯などの状況から状況証拠?て言うんでしょうか?私が落とした2万円でしょうと言うことで、処理され返ってきました。本当にビックリしました。

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まさか返ってくるなんて、思いもしていませんでした。
しかも、拾ってくださった方は、名前も伝えなくて良い、謝礼は要らないと放棄されたというのです。おまわりさんが拾った場合には謝礼は発生しないそうで2万円欠けることなく、そのまま返ってきました。
拾ってくださった方は、交番で自分の時間をさいてまで、いろんな手続きしてくださったのだと思うと、申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

かっこ世の中には『親切な人がいるんだな』『世の中捨てたもんじゃないと私は、なんだか 温かい気持ちになりました。おまわりさんも親切で優しかったです。困っている時、助けられるとこんなにも、うれしい気持ちになるんだな…と、そして、直接関わってなくても、多くの見えない人たちに支えられて生活しているんだなと、改めて感じました。

 私も、訪問看護で患者様にそのように感じてもらっているのだろか?ちゃんと困っていることに、手を差しのべてあげられているのだろうか?と考えさせられました。今回の出来事を教訓に、これからも感謝の気持ちを忘れず、仕事にも携わっていきたいと思いました。

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1万円拾ってくださった方、この場をお借りして、お礼を述べさせてください。

ありがとうございました

今回のブログは、訪問看護とはあまり関係のない話で申し訳ありませんでした。まだまだ、暑い日が続いていますので、みなさま体調管理には十分お気をつけください。

2014年8月14日木曜日

2年目看護師奮闘記~⑤ ナラティブ報告会より

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   1年を振り返って

      大隅鹿屋病院
        4階西病棟
     (循環器内科:整形外科病棟)
                   下高原 朱菜
              都城看護専門学校
          (H24年卒)

 7月に入職してから早いもので8ヶ月が経とうとしている。
この8か月間で多くの患者様と出会い看護を行ってきた中で、一番印象に残っている患者様について記していこうと思う。

閉塞性動脈硬化症で入院中のAさんは、両下肢とも黒色壊死が進んでおり、右足はアンプタ四肢の切断・切除術の意味を行い毎日洗浄し、ガーゼ保護を行っていた。
入院した最初の頃は、少量ずつではあったが食事摂取も出来ていた。「もう少し食べれますか?」
と声掛けすると、首を横に振ったり頷いたりと、自分の気持ちを伝えることが出来ていた。
しかし、入院期間が長くなるにつれ食事摂取も減り、最終的に摂取出来なくなりました。
だが、声掛けに対しては開眼され、かすかではあるが頷きがあるので少し安心はしていた。

      (写真はクリックすると拡大します。是非お試し下さい)

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ある日の朝、私はいつものように出勤し、受け持ち部屋の情報をとっていた。
すると、AさんのモニターがVF波形心室細動波形の事で、心臓のポンプ機能がほとんど動いていない状態になり、部屋を訪室するとすでに心停止していた。
出勤していたスタッフと部屋移動を行い、AさんはDNRの為、特に処置などはせず家族の到着を待った。その後、リーダーより死後の処置をしたことがある?と言われたのでないですと答えると、「してみようか」と言ってもらい私はスタッフと一緒に死後の処置を行った。
死後の処置をするのは初めてでとまどっていたらいつも患者様に清拭するように丁寧にしていけば大丈夫と言われ、緊張がほぐれ最後まで処置をすることが出来た。
死後の処置が終わり、家族江声掛けを行った。
家族に長い間、本当に有難うございましたと言ってもらい、私は思わず泣きそうになった。
家族が一番辛いのに、私たちにこのような優しい言葉かけをしてもらい、とても胸がいっぱいになった。私はただ有難うございましたと言うことしか出来なかった。

死後の処置を終え、Aさんの最期をしっかり看取ることが出来、Aさんの死を通して看護師になって初めて死後の処置をさせてもらった事」「死後の処置の方法」「家族との関わりなどを学ぶ事が出来た。今まで、死を迎えた方の身体に触れたり体温などを感じる事がなかったので、死後の処置を通して改めて実感することが出来、また自分の中で一つ成長出来たような気がした。
今回は家族の方に、しっかりとした声掛けが出来ていなかった為、今後は家族の方の思いなどを理解し話を傾聴出来るようにしていき、家族の心のケアまで出来るようにしていきたい。
又、死後の処置では暖かいお湯を使用し、患者様が寒くないように手際よく丁寧に行い、その方の人生を尊重した気持ちで行うことが大切だと感じた。
看護師として出来ていない所や、気持ち的に落ち着いて処置が出来ていなかったので、自分の未熟さを改めて実感する事が出来た。だが、その中でスタッフのフォローや指導をしてもらい、先輩方に支えてもらって日々の仕事が出来ているのを感じた。
一人では不安な時には一人で解決しようとせず、周りのスタッフに相談しアドバイスをもらう事で、今後の自分自身の成長に繋がっていけると思う事が出来た。

Aさんのような患者様にも慌てることなく、落ち着いた対応が出来るようにしていきたい。
又、患者様の家族にもしっかりとした言葉かけが出来、安心してもらえるように関わっていきたい。
自分一人で働いているわけではないので、周りに相談し適切な看護をしていけるような、立派な看護師になりたいと思う。

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ico_hanamizuki_1                                     「一年間を振り返って
                 4階西病棟 実地指導者
                                                        新地 梢
             

入職して8ヶ月経ちましたね。どんな8ヶ月だったでしょう。
久しぶりの臨床の場と、初めての循環器・整形病棟。
私も昨年4月に転勤してきて初めての事ばかりの毎日に、戸惑いと葛藤があったことを覚えています。そんな中で入職してきた下高原さん。おとなしくて、おしとやかで。
何かとキャラクターの濃いこの病棟で頑張って行けるかなと心配にもなりました。
毎日わからない言葉や初めてみる機械などで不安だったと思います。
そんな中プリセプターが途中で代わってしまい、さらに不安だったのではないでしょうか?
私も何とか慣れてきた業務の中でプリセプターを任され、こんな私でいいのかと不安になりました。でも、一緒に成長していこうと心に決めて関わるようにしました。
解らないことなどを遠くから走ってきて、私に聞きに来てくれたりしましたね。
なんか嬉しかったです。しばらくすると、同期のスタッフとも打ち解け、固まっていた表情も段々和らいできて、同期同士で相談しあったり励ましあったり出来たのではないでしょうか?
同期はです。これからも大事にして下さい。

日々業務を行なう中で、楽しいこともあれば辛いこともあると思います。
中でもエンゼルケアは初めてのことで、とても戸惑ったかと思います。
出来れば人のには関わりたくないですよね。でも私たちはそれから逃れることは出来ません。
その人をなるべく綺麗な状態で見送れるように、日々関わっていくことも大事だと思います。

2年目になると少し心に余裕が出てきて、少し視野も広がり、色んなことに興味を持って勉強できると思います。もうすぐ後輩も入ってきます。下高原さんたちが一番身近な先輩になるでしょう。
何を聞かれても自信を持って答えられるよう、教えられるようになって欲しいです。
これからも、あなたは大事な4階西病棟のスタッフの一員です。一緒に頑張っていきましょう。

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   努力は必ず報われます
       4階西病棟 師長
                     木下 徹子

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他の施設に勤務しながら通学して国家試験に合格。当院に途中からの新卒入職者として今日まできました。入職当初は、中々なじめていませんでしたね。
新卒の他のスタッフにも、やや気後れしたのではないかと思います。
しかし、そこは頑張り屋の根性がでてきました。解らない時は、実地指導者を見つけては走って聞いていました。微笑ましく観察!させて頂きました。そして優しく、穏やかに微笑みながら話を聴いてくれる、そして真剣に患者様、ご家族様と向き合い対応してくれました。
日々患者様、ご家族と関わることで見えてくる背景。看護師は疾患だけをみて看護は出来ません。その方の人生、ご家族との関わりなど背景も踏まえて看護になります。

ゆりかごから墓場まで・・・という福祉制度の言葉があります。
看護師という職業にも合っている言葉ではないかと思います。命が芽生えた時から看護師は関わり、最期を迎える瞬間も関わることが出来る唯一の職業です。
様々な経験をして観て」「触れて」「聴いて」「感じて」「看て」「考えることで自分も成長していくと思います。今までしてきた努力は、必ずどこかで報われます。ひとつ、ひとつ、前に、前に進むことが大切です。私たち看護師が有難うございましたと言える看護をこれからも一緒にしましょう。

2014年8月7日木曜日

2年目看護師奮闘記~④ ナラティブ報告会より


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    「患者様との関わりを通して学んだIMG_4349事」

          大隅鹿屋病院
          5階東病棟 (内科病棟)
              萩原 克己

                      尚志館高等学校 看護学科 
          (H25年卒)

私が、看護職について一年が経ちました。
この一年間を通してたくさんの患者や様と、そのご家族と深く良い関わりが出来たと思います。
でも、最近私の中で慣れてしまっている部分があり、患者様とコミュニケーションを図る際の言葉使いや、態度を注意されることが良くあります。
患者様からの苦情もあり、一年前の入職時の気持ちを忘れないようにするために、ここに一人の患者様との関わりの中で学ばせて頂いたことを報告したいと思います。

   (写真はクリックすると拡大します。是非、お試し下さい。)

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最初にその患者様の紹介をしたいと思います。
80歳代男性で、人工呼吸器を装着し呼吸管理を行っており、透析もしていました。
呼吸器を装着していましたが、ジェスチャー意思疎通を図れる方でした。
この患者や様は挿管する前までは、背中を掻いてと発語にてよく訴えがあり、擦ってあげるとすごく気持ちよさそうな声をだして、笑顔で接してくれる方でした。
挿管後もジェスチャーで同様の訴えがよくあり、その度に気持ちよさそうな顔をされていました。
そんな患者様との関わりの中で、印象に残っている出来事があります。

それは患者様の状態が安定して、私の勤務している急性期の病棟から慢性期の病棟にトランス
(病棟移動)をした日のことです。

その日に運よく受持ちをさせて頂き、病棟スタッフ全員で患者様を送り出した時に私を見て、きたくない、ここがいい。と呼吸器を装着して声が出ないのに、泣き顔で口パクで言われました。
私も行かせたくないと思い、思わず涙が出そうな気持になりました。
この時に初めて、こんなに深い関係を築くことが出来ていたのだと気付くことが出来ました。

その後お亡くなりになったと聞き、患者様のカルテを改めて開いてみると、亡くなる前の記録にには、みんなの言っていることはわかるけど、みんなには僕の言っていることはわからないとありました。すごく、寂しい思いをされていたのだと思います。
患者様から頂いたものは沢山あるのに、私は何をしてあげられたのだろうと情けなく思いました。
看護の中で、ケアしてあげられなかったのは私の知識不足のせいであるため、もっと看護師としての学びを深め目標に向って頑張って行きたいと思います。
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 患者様との関わりは、看護師としてだけでなく人としての心、精神面 や態度などを学ぶ事が出来ました。
 関わるということは、関係を築くということです。
 これからも沢山の患者様と良い関係を築いていけるように、学ばせて   頂いたことを忘れずに、看護師として、人として成長していきたいと思  います。

        看護師としてスキルアップして、ドクターカー対応も出来る
          幅広い知識を習得していきます。


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       二年目に向けて     ico_hanamizuki_1
   患者様目線の看護~
     5階東病棟 実地指導者
             右田 峰子


看護師になって一年が経ちました。お疲れ様でした。
入職当初の萩原君は手先が少し不器用で、点滴準備する様子をとても心配しながら見守っていたことを思い出します。
萩原君のプリセプターになって半年のある日、私の厳しい指導や注意にもはい、わかりました勉強してきますと素直に答えてくれました。

一年目は患者様との関わり方を一番悩む時期ですが、呼吸器装着中の患者様との関わりを通して深い関わり方が出来ていたとの実感は、看護の仕事を続けていける支えになったと思います。

私達の仕事は、患者様と上手に関わることが出来るか否かで、看護師としての成長に大きく影響してきます看護師の仕事が好き」「オペ室勤務が目標と、自分の気持ちをしっかり伝えてくれた萩原君。これからはもっと多くの患者様が思いを言ってくれる関わり方と、患者様の思いを引き出そうとする関わりが出来るように、患者様やご家族の目線で目線で看護することを心がけて下さい。

忙しい日々の仕事で落ち込んでしまいそうになることもあると思いますが、自分の気持ちを立て直す力をつけ、仕事への意欲や看護師としての喜びを実感し、誇りを持って頑張って下さい。
今後、更に成長していけるように応援していきます。

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   自分の目指す看護に向けてico_hanamizuki_6
       5階東病棟 師長
            川元 さとみ



5階東病棟配置になり、一年が経ちましたがどうでしたか。
自分の思った看護が出来たでしょうか?
患者様との関わりで、呼吸器を使用している患者様との関わりが印象に残っているようですね。
5階東病棟は、365日呼吸器を使用していない人がいない位毎日稼動しています。
声に出して会話が出来ないのは、とても辛いことだと思います。
伝えたいことが伝わらず、患者様もイライラすることもあったと思います。
しかし根気強く関わっていくことで、私達の看護する意味が分かってきたと思います。
看護師になって良かったと思え、自分に自信が持てるよう、これからも日々努力をして下さい。

今年から先輩になります。あなたの行動を見ています。
すばらしいお手本になれるように、また萩原君みたいな看護師になりたいと思われる人になって下さい。自分のスキルを高めるためには先輩に怒られたり、褒められたりしながら成長していきます。
少しコミュニケーションが苦手なようなので、同期とだけでなく先輩と関わりを持って、素晴らしい技術や知識を学んで下さい。
頼れる看護師に成長していくことを、楽しみにしています。

2014年7月29日火曜日

2年目看護師奮闘記~③ ナラティブ報告会より

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動画4264     患者様の死を通して

                            大隅鹿屋病院
                            ICU(集中治療室)
                                吉倉 亜弥

                 尚志館高等学校 看護学科
                           (H25年卒)


入職して1年が経過しました。
この1年間で多くの患者様と出会い関わっていく中で多くのことを学びました。
その中でも忘れられない出来事があります。それは業務にも少しずつ慣れ始めた10月、初めて受け持ち患者様が急変し亡くなったことです。

A氏50代、男性。吐血・下血で緊急搬送され、アルコール性肝硬変の脳障害・食道静脈瘤の破裂による消化管出血の診断にて内視鏡を行ったが食物残渣が多く出血部位・止血確認ができず全身状態観察のためICU入室となり、入室当日の日勤帯で私が受け持つことになりました。

   (写真はクリックすると拡大します。是非、お試しください)

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受け持ってからすぐに言動がおかしくなり血圧・心拍ともに低下していき、酸素増量、カテコラミン増量し対応するが状態はよくならず、妻はとても心配、どうしたらいいの。お父さん私を一人にしないでと泣き崩れてしまった。
私はどう対応していいかわからず、医師・先輩方の指示どおり動くことしかできませんでした。そのとき先輩方は妻の訴えを聞きながらもお父さんを助けるには、お口から管をいれないといけなくなるかもしれないと今後考えられる状態をわかりやすい言葉で説明していました。
その後患者様は処置の最中心停止となり、心臓マッサージ・挿管と蘇生術を行い20分後に心拍再開したが、救命の見込みが低くなり御家族に病状説明行い、DNRとなりました。
その後、妻に面会に入ってもらったが、私は泣き崩れている妻へ声をかけることができず肩をさする
ことしかできませんでした。

先輩方は御家族が最期を悔いなく看取れるように椅子を用意する、カーテンを閉めるなど環境を整えていました。私は、先輩方の関わり方を見ながら、今自分にできることはなにかと考え患者様をきれいな状態で御家族に会わせることが今自分にできる精一杯のことではないかと思いご家族に許可を取り清拭をさせて頂きました。
後日、ご家族と会った際にあのときは気が動転していてなにも言えなかったけど本当にありがとう。きれいな状態で息子たちに会わせることができてお父さんも喜んでくれたと思うと話してくれました。その言葉を聞いたときに自然と涙があふれ御家族と向き合うこと・患者の死を受け入れることが怖い・悲しいという思いしか持てなかった自分をとても悔しく思ったことを覚えています。

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   今後看護師として死というものは避けて通れない道です。
   ICUという環境の中突然の死に向き合わなければならない御家族が大勢い   ます。人として看護師のプロとして御家族に寄り添いながら御家族とともに    患者の最期を迎えられるよう日々学んでいきたいと思います。

 

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        今日は当直明けです。
   タイムカードを打刻後、新病院・建設現場の
   前で、少し眠たいけど無理やり笑顔でピース
  
   写真が小さいのでクリック拡大してみて下さい
       11月から新病院で働けるのが楽しみです。

 

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   症例を読んで思う事
    
ICU(集中治療室) 
          実地指導者
        菅屋 美由紀



実施指導者として、一年間吉倉さんの指導係を行なってきましたが、私が感じる以上に吉倉さんは成長してきたと思います。厳しい職場で辛い事もあったと思いますが、様々な経験をしたことでより良い看護師に成長していると思うと同時に、今回の症例から、吉倉さんが本当に心の優しい看護師に成長してくれたのだと実感しています。

今回の症例で妻へ声をかけることが出来ず肩をさするしか出来なかったとありましたが、これは吉倉さんにしか出来ない看護だったと思います。
先輩ナースは経験がゆえに機敏に行動出来ますが、家族の目には淡々としているようにうつるかもしれません。その中で、吉倉さんが家族の側に寄り添い肩をさするという温かみのある看護をしてくれた事で、家族は落ち着き、受け入れるきっかけになったと思います。
吉倉さんが自分には何が出来るかを考え、自分が行なえる最大限の看護を提供できた事で、家族にも良い最期となったのだと思います。患者様の死というのは今後も多く関わることになります。
初心を忘れず、吉倉さんにしか出来ない看護を大事にし、これからも共に頑張っていきましょう。

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      1年を迎えて思う事
    
ICU(集中治療室) 主任
              湯之前 朋子


ICUに配属になり1年が過ぎました。吉倉さんには、あっという間の1年だったと思いますが、仕事の面・精神面と本当に成長しましたね。
この1年間の患者様・御家族の出会いの中で、多くのことを学んだと思います。

今回の吉倉さんの症例は、急変して亡くなった患者様でした。
私も、その日現場にいたので吉倉さんの姿と患者様と御家族を鮮明に覚えています。
患者様は、突然の入院、そして急変でした。奥様は、その様な状況に驚き、泣き崩れ震えていたと思います。その中で、吉倉さんのとった行動は、素晴らしいものでした。
自分は、何も出来ないではなく、自分が出来る最大の看護、奥様に寄り添い肩をさすっていましたね。私達は、日々の看護をするにあたり死というものは、避けて通れません。
看護師経験を積めば積むほど、多くの患者様と御家族の人生最後の時に立ち合わせていただく事となります。私達は、看護のプロとして患者様・御家族へ看護を提供しなければなりません。
その為には、家族看護を活かし、日々心を磨いていかなければなりません。
今回の経験や思いをいつまでも忘れずにいてくださいね。
これからも、私達と一緒に患者様と御家族の為にがんばって行きましょう。1年間お疲れ様でした。そして、これからもよろしくお願いします。

2014年7月10日木曜日

2年目看護師奮闘記~② ナラティブ報告会より

 

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患者様の気持ちになって考える看護
末期がん患者様との関わりを通して学んだ事

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              大隅鹿屋病院       
       3階東病棟 

     (外科:歯科口腔外科病棟)
               山元 慶枝

                                                                尚志館高等学校 看護学科
                                 (H25年卒) 

看護師として就職してあっという間に1年が経ちました。
私はこの1年間、看護師として働いていく中で、多くの患者様との関わりを通して様々なことを学びました。入職したころは知識・技術不足で何も出来ず、ひとり立ちしていくにつれて出来ていないと感じることも多くなり、焦りと不安でいっぱいでした。分からないこともはっきりしない私に、先輩方は一つ一つ優しく丁寧に教えて下さり感謝の気持ちでいっぱいです。
看護業務をこなしながら日々過ごしていく中で、ある末期がんの患者様とその家族の献身的な関わりが心に残ったので話したいと思います。

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その方は、60歳代女性。胃がんと診断され、手術・化学療法施行後、状態不安定のまま現在も入院しています。残された時間で何が出来るか考えながら、壁には、四季折々の花や旦那さんとの写真が飾ってあり、好きな音楽を聴いたり本を読んだり、本人の趣味を取り入れ気分転換を図れるように工夫してありました。そして、緩和ケアの関わりの一つに病室内でのパン作りもありました。
その時のとても楽しそうな笑顔いっぱいの表情を思い出すと、好きなことややりたいことしている時間をたくさん行いながら過ごせるように考えることが、その人らしい最期を迎えられるような援助につながることを感じました。

また、家族は本人の希望が叶えられるように毎日面会に来てくれており、訪室時はいつも笑顔で、つらく苦しそうな時も「ありがとう」と私たちを気遣ってくれました。
しかし、旦那さんは死と隣り合わせの今の病状を受け入れられずに、DNR(蘇生措置拒否:静かに看取ってほしいという意思表示)の決断が出来ずにいます。
このことを通して、毎日業務に追われ私達が忙しそうにしていると、何かしてもらいたいことや話したいことがあっても、我慢して言えない状況になってしまうと改めて考えさせられました。
本人の本当の気持ちや残される家族の精神面の変化に気づけるように、多方面から周りを見て視野を広く持ち、心にゆとりを持って接していくことが大切だと思いました。
入退院・手術の多い病棟の中で、処置などのケアや検査の流れ・業務を覚えることで精一杯で、患者様一人ひとりと深く接することが出来ず「こんな看護をしたくて看護師にわけじゃないのに」
落ち込んだ時も沢山ありました。この1年間の学びを今後に生かして患者様の訴えを傾聴し、対応出来るようになりたいと思います。
これからもっといろんな方と携わっていきながら、相手の気持ちを考えて行動し看護師として成長できるよう、初心を忘れず日々努力していきたいです。

      (写真はクリックすると拡大します。是非、お試しください)

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    今朝も笑顔で出勤しました。
  
    パソコンで、出勤簿に打刻して
    今日も1日、笑顔で頑張ります!

 

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   笑顔と涙で向き合った1年間
           
3階東病棟 実地指導者ico_hanamizuki_1
                        永野 美月

 

山元さんと、初めて会ったのは看護学校の実習でしたね。
外科を希望し、入職して早いもので1年が過ぎましたね。第一印象は笑顔が素敵で小柄な女性でした。1年間を通してたくさん話をして、一緒に頑張ってきましたね。
その中で涙も流し、でもいっぱい笑顔もありましたね。悩ん分だけ、壁を乗り越えた分だけそれは学びとなり成長につながります。山元さんの患者さんへの対応は本当に優しく、その笑顔で患者さんはたくさん救われたと思います。知識よりも技術よりも患者さんとどう向き合うかがとっても大切です。これからもその姿勢は持ち続けてくださいね。

1年間の中で、仕事のペースについていけないことで悩みましたね。でも頑張ってこれたのは山元さんの前向きな強い意志があったからだと思います。2年目に入り、新入職者も入ってきます。
今度は自分が先輩になり教えることも出てきます。これからも学ぶ姿勢を持ち続け、山元さんの今の前向きな強い意志で頑張ってくださいね。これからもいつでも相談してくださいね。
一緒に頑張りましょう。

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    信頼される看護師へ更なる期待
                    3階東病棟 師長
                          大野 緑ico_hanamizuki_6

 
早いもので入職して1年が経過しました。
新卒の就職者を受け入れになれない状況での新人教育でした。新しい環境での生活がスタートし不安と期待と希望に満ち溢れ、常に笑顔を絶やさずコツコツ自分のペースで頑張ってくれていました。外科病棟での毎日は、入退院が多く手術や多種多様の検査や処置を覚えることから始まります。一つ一つ丁寧に確認しようとしていても次々に業務が重なり、急ぎの業務を優先しなければならない時もありました。時には涙を見せる場面もありましたが、山元さんの優しさの反面、意思の強さ、自分の看護への思いの強さが今の彼女の支えとなっているように思います。
一つの大きな山を乗り越え、これからの更なる成長が楽しみです。

外科病棟では、急性期の治療を展開する場面や緩和ケアのように患者に寄り添う看護の提供が必要な患者と入院されます。手術療法の提供では、手術の結果により患者とのかかわりもも大きく変わりますが、患者家族へのインフォームドの重要性と家族との情報交換が必要です。
家族や本人の望む看護の提供を実施出来るよう環境を整えテーム間での情報交換と統一した看護の提供が望まれます。これからは、患者の希望の添えるような看護の在り方や看護技術の更なる向上と信頼される看護師として活躍することを期待します。共に頑張りましょう。