2013年1月10日木曜日

外来にMC(メディカルクラーク)の導入

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        社会医療法人鹿児島愛心会 
                 大隅鹿屋病院
        外来主任看護師
                                         神川 弥生


昨年の9月から、外来へMC(メディカルクラーク)さんが6名配属になりました(^0^)//

MC(メディカルクラーク)とは、医師が行う診断書作成等の事務作業を補助するスタッフのことです。
正式名称は医師事務作業補助者です。
医師の負担を軽減するために設けられたコメディカル職で、医師でなければ作成できない診断書作成などについて医師の事務作業を補助する役割のことをいいます。
2008年の診療報酬改正で医師事務補助体制加算・施設基準が示され、医師事務作業補助者の配置により勤務医の負担が軽減されるとされ、医師が診療に専念することでより上質な医療を提供することを目的としています。

IMG_2022外来配属への経緯
7:1看護加算取得のため看護師の病棟配置に伴い、外来へのMCの配置が決まりました。
外来は、医事科(受付)・各検査部門やパラメディカルとの関わりが多く、より連携が密となる部門です。いろんな他職種の方が患者様と接しています。
その中で、MCさんの外来配置は、医師と看護師の業務を軽減させるために導入となりました。

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※MC(メディカルクラーク)さんの仕事※IMG_0487IMG_0503
    各種検査オーダー
    診断書などの作成
    ・他科、他院の紹介
    ・外来診察でのカルテ代行入力
    ・未受診のオーダー予約変更
    ・病名登録
    データ収集・集計
    各種サマリー
    カンファレンスの準備・記録
    入院予約、DPC入力、詳記など

外来での業務
オーダーリングシステムから今年8月より電子カルテに移行しました。
従来診察室付きの看護師が外来患者様の来院時の進捗状況を把握しながら医師の診察介助を行ってきました。電子カルテが導入されたことによって、中待合コーナーでの来院時オーダーの発行や患者様対応、診察室での電子カルテ上の患者様の進捗状況の把握や次回来院時予約票の発行・検査オーダーの発行などをMCさんが行なっています。

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外来看護師とMCさんで業務を分担することにより、看護師は電子カルテに張り付くことが少なくなりました。
そのため、実際に患者様の声を直接聞き問診が取れる機会が増えました。
現段階ではMC導入したばかりで、まだまだ整備が必要です。
MCさんの本来の業務である医師診療補助業務である外来でのカルテ代行入力まではまだ至っていませんが、今後MCさんが成長出来るよう温かく見守っていこうと思います。

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